白鳥エステの給料遅配について思うこと

こんにちは、やなさんです。

このブログを始めるきっかけになった、株式会社アキュートリリー運営の白鳥エステというエステサロン。このブログでも検索から見ていただくのは白鳥エステにまつわる記事が多く、私としてもその反応が嬉しかったので今まで何度もお話をさせていただきました。

そんなたくさんお世話になった白鳥エステ。なんとここ数ヶ月(もしかしたらもっと昔から?)従業員への給料遅配が横行しているという事実が公式HPや代表のツイートなどから発覚しました。現在もSNS上で顧客・元顧客など多くの人たちが気にかけている状況です。

長年勤めていたスタッフの方々に関しても、ここ1週間ほどで急速に退職や休職、シフトの縮小を表明される方が増えており、何も事情を知らなかった顧客も一連の不穏な動きに不安を感じ初めています。

私もこれまで何本もブログで書かせていただいて、ありがたいことに当ブログをきっかけに通ってくださったという声をいただくこともありました。今でも白鳥エステ関連で検索すれば当ブログが上位に出てくることもありますが、現在の状況を知ったとき他の人へ「行ってみたらいいよ!」と安易に勧める気持ちにはなれなくなりました。そんなわけで、検索からたどり着いた方々にもきちんとこの状況を知っていただきたいと思い、この記事を書き始めた次第です。

詳しい流れはtogetterにまとめてくださった方がいらっしゃるので、ぜひそちらに目を通してください。代表である白鳥さんのさまざまなツイートや、給料遅配を受けての顧客のツイートなどがとても見やすくまとまっています。

白鳥エステの給与遅配とその対応等についてまとめてみる
白鳥エステの給与遅配とその対応等。気が向いたら更新していきます。各経費の支払いオプションのひとつに「従業員の給与」が入る特殊な会社のようです。

※私の怒りツイートも拾ってくださってありがとうございます!

はてな匿名ダイアリーにも顧客の声が届いています。読み応えのある文章でした。ぜひご一読を。

なぜ白鳥エステはブラック企業になってしまったのか
まず単刀直入に結果だけ書くと、「通ってた大好きなエステがキラキラ社長のどんぶり勘定経営で自転車操業になり、従業員の給料支払いが2ヶ月も…
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給料遅配の罪深さ

そもそも遅配についてですが、厚生労働省にによると賃金の支払いについては労働基準法24条にて下記のように定められています。

賃金については、労働基準法第24条において、(1)通貨で、(2)直接労働者に、(3)全額を、(4)毎月1回以上、(5)一定の期日を定めて支払わなければならないと規定されています(賃金支払の五原則)。

賃金の支払方法に関する法律上の定めについて教えて下さい。|厚生労働省 労働基準法:FAQ

労働基準法は日本国憲法内で定められている立派な法律ですので、この五原則を遵守できないようであれば法律違反となります。

ちなみに上で書かれている募集要項の給与遅配表記は私も何度か目にしていました。というのも、一時期私もスタッフとして働きたいと思っていたことがあったので数ヶ月に一度募集要項を眺めていたんですよね。私が覚えているものでは今年の頭からすでに給与遅配の表記があり、その時は「解消時期については2019年2月見込みです」くらいだったと思います。それが、たまに見るとどんどん解消時期が伸びていったのでこれは経営ヤバイのでは…?と感じたのを覚えています。

そして代表の白鳥さんからようやく先日遅配について言及がありました。

資金が足りなくなっただけ、とのこと。どうやら遅配は事実のようです。

給与は支払われているが支払い予定日よりも支払い実施日が後ろ倒しとなってしまっている

その状態を給料未払いと言うのでは…。労働基準法違反を堂々と発信されているので困惑してしまいます。

ちなみに、昨今SNS上においてブラック企業や労働力の搾取などは炎上しやすいキーワードです。特にこれらのアンテナは若い世代を中心に敏感に張られていると思います。そんな中、口コミで広がった白鳥エステですから、こう言ったマイナスな情報もあっという間に口コミで広がってしまうんですね。

推しにタダ働きをして欲しくない、きちんとお金を落としたい。

SNSを眺めていると経営体制への批判も多いですが、それよりも給料をもらえていない従業員を案じるつぶやきの方が多く見受けられました。全く同感です。私は労働の対価を軽んじる文化が大嫌いですので。

実力あるスタッフが続々と退職表明

今年5月末〜6月の終わりにかけて、長く勤めていたシニア〜プレエリートスタッフさんが続々と退職を表明し始めました。表向きには社の方向転換による退職・転職だそうですが、中には白鳥エステのスタッフアカウントで金銭的理由による心身の不調を訴える退職予定のスタッフさん公共料金が止まってしまうことを訴える退職予定のスタッフさん数ヶ月前の未払いの給料について連絡がないことを訴える退職済みのスタッフさんなど現場からのSOSがちらほら届いていたので、この一連の退職・転職ムーブメントに遅配が大きく関わっていることは言うまでもありません。

金銭的理由で体調を崩されてしまった小春さん。つらすぎる。

一つ前のツイートで「給料が入らず携帯が止まるためDMが見れない」と呟いていた小見川さん。そのツイートはもう消されていたので、会社から何か注意があったのでしょうか。次の給与振込まで、という言葉がつらい。

4月で退職されている白雪さんも、退職前の給与について会社から満足に連絡がもらえていないそう。マイナスの給与明細とは…。

退職・休職メンバーは古株で実力・人気の高いスタッフさんが多かったことも今回の騒動の拡大に繋がったのではないでしょうか。推しがやめるならもういいかな、こんな状況だし…という声も少なからずtwitterで見かけました。

資金繰りのために打ち出される高額な施策

最近私が白鳥エステに足が遠のいていた理由は安価に通えるという理由が無くなったからです。もともとは60分3,000円で高品質エステという打ち出し方をしており、その価格帯で質の高い施術を受けることができたのが白鳥エステの一番の特長だったと思います。

2018年4月に一度価格改定があり、その時は「推しスタッフがもっと豊かになるのであれば…」という気持ちで価格改定を受け入れましたが、2019年6月からのさらなる価格改定は受け止めきれず、徐々に「それだったら別のサロンに行こうかな…?」という気持ちになっていました。思えばその頃にはもう経営は火の車で、1円でも多く利益を得るためにはこうするしかなかったのでしょう。

ここしばらく価格帯の高い同社のサロン・フラッフィーばかり推したり、価格の高い施策(プレミアムオイル・ダブハン・リトルバケーションなど)を全面に推すようになったのも、資金繰りとしてあからさまだなぁと思います。

また、個人的に気になったのはここ数ヶ月でスタッフの昇格がハイペースで行われているのでは?というところ。私が通っていた頃の昇格といえば半年頑張ってレギュラーに、また半年頑張ってシニアに…というペースで、シニアやプレエリスタッフは本当に希少で実力のある存在でした。もちろん、白鳥代表が言うようにスクールの質が上がり「昔のレギュラーが今のジュニアくらいのレベル」というのも嘘ではないのかもしれません。

ただ、遅配の話を受けてからは稼ぎ頭を増やすため多少技術レベルが低くてもスタッフランクをどんどん上げて利益を上げようとしている風に見えてしまうのです。そうなると価格に見合った品質が保てないのでは…?最近のスタッフさんの施術を受けていないのであくまで憶測でしかありませんが。(いまも通う顧客の方、最近のレベル感はどうですか?)

負のスパイラルは止まらない

一度給料遅配が行われた企業が立ち直ることは難しいと言われています。1,2日など多少の遅配ならともかく、数ヶ月規模での遅配ならなおさらです。

こんな会社はご用心!一度でも給与の支払いが遅れたら警戒 | その他 | ファイナンシャルフィールド
給料の遅配は倒産へのカウントダウン 大きな会社に勤めている方は想像がつかないことが多いかもしれませんが、小さい会社で社長の顔が見えたり、お給料を直接社長からもらうような小さな規模の会社の場合、「1週間待ってくれないか」など言われ給料が遅配するということは意外に少なくありません。 しかし、給料の遅配というのは会社の経営...

利益を増やすために店舗拡大を続けてきたのも遅配解消のためかと思いますが、店舗をたくさん持てばその分維持費がかかるでしょう。10万以上するスクール受講費を支払ってくれるスクール生を増やしても、スタッフとしてデビューさせればそこに人件費がかかるでしょう。これまで公的なお金を色々と滞納していたそうなのでそれらの支払いにも追われている状況が推測されます。

そんな中で給料の遅配が進み、これまで利益を支えてきてくれたハイランクのスタッフの方々が退職・休職されるとなると各店の稼働率が下がり、ますます収支のバランスが崩れることは内情を知らずとも安易に想像できます。それがたとえ高価な施策をバンバン打ち出したとしてもです。そしてSNSで話題に上がってしまった以上顧客離れも少なからず影響が出てくると思います。

以上を踏まえると素人目に見てもさらに給料の遅配が加速するようにしか思えません。現在の事業の規模感でここから立ち直るのはかなり厳しい状況なのではないでしょうか。

私が言いたいこと

私は白鳥エステに出会えたおかげで自己肯定感が上がりました。自分には全く魅力がないと思い落ち込んでいた2017年の秋、こんな自分でも通って綺麗になれるかもしれない、そんな場所があることに心が躍りました。そこからエステ以外にも美容のあれこれに興味を持つようになって、自分が良い方向に変わっていくことが楽しくなりました。これまで担当してくれた横浜桜木町店のSofiaさんも7月で退職です。何もなければSofiaさんが一生懸命お店を作ったハマッフィーに足を運んで、たっぷりSofiaさんのホスピタリティ溢れた施術を受けてまたブログを書いていたと思います。すごく残念です。

でも、給料遅配、未払いは絶対に許されません。労働には必ず対価が必要です。給料をもらえずに働くならただのボランティアなわけで、経営者は残ってくれる人たちから向けられた善意に一ミリも甘えてはいけないと思います。なんのために労働基準法が制定されているのか、それは労働者が不利益を被らず生活できるように国がルールを定めているからです。

私はただの素人なので解決策はわかりません。ただ、今日も無給で働くスタッフさんがいる中、私のブログを見た人がこの現状を知らないままに施術を受けに行って欲しくなかったのでこのように声を上げました。それが、白鳥エステの紹介記事を書いた者の責任だと思っています。

ここからちょっとだけ感情的なことを書きますね。

代表の白鳥さんはスタッフの自己肯定感を育てるのが上手だと思います。ツイッターで日々発信する言葉は、勢いがあり聞こえのいい文句がたくさん並べられています。ただこれを鵜呑みにして企業内で教祖と信者のような関係が結ばれてしまうのは危ないことだと思います。

スタッフの方々が代表の発信する様々な言葉に感銘を受け信頼していくのは悪いことではないですが、過信しすぎている様子も時折見受けられました。

給与遅配のおかげで。広報が今発信するべき言葉ではないですね。遅配で生活がままならず苦しんでいるスタッフの方々を目の前にしてもそんなことが言えますか。もし広報の発信に代表のチェックが入っていながらこれが発信されているとすれば、今起きている出来事に対して能天気すぎやしませんか。

感情的なところ終わり。

一時でもお世話になった組織内がこのような状態であることは本当に残念でなりません。

一刻も早く全従業員・退職者に給料が満額行き渡ることを願っています。そして万が一それが達成されたらまた顧客に戻ろうと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

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